桑都テラスについて
施設名称・ロゴについて
施設名称は、候補施設名称などを参考に、ホームページでの公募や、市民の皆さんや現地・中町への来訪者などの投票に基づき、最多得票を獲得した『桑都テラス』と決定しました。
ロゴマークは、桑の緑と、黒塀の黒、さらに番傘の赤を入れ、モダンな印象に仕上げました。
屋根の形を糸の交差で表し、「織物の街」らしく、にぎわいを紡ぎあげ、周囲に広がっていくように願いを込めました。糸の交差は人と人との出会い・集いを、屋根の形は場所・空間・施設を表現しています。
また、「山のように盛り上がり、その頂点を極めたい」という意味を持たせ、末永く愛される施設となることを表したロゴです。
伝統文化伝承・未来創造プロジェクト
八王子市は、八王子市中心市街地活性化基本計画(2022年3月8日内閣総理大臣認定、計画期間:2018年4月~2023年3月)を策定し、基本理念『世代をつなぎ、輝き続けるにぎわいのまち~来心地(きごこち)と居心地(いごこち)の良さの両立を目指して~』の実現を図るために、マルベリーブリッジ西側延伸事業、西放射線ユーロード再整備事業、「まちなか休憩所 八王子宿」やギャラリーホールを備えた「まち・なか」の実施とともに、『伝統文化伝承・未来創造プロジェクト』として、活性化事業として整備したものです。
本プロジェクトでは、「中通り」「一番通り」を中心にのこる「黒塀」のある花街の雰囲気をモチーフにしながら、和の魅力あふれる施設「桑都テラス」を整備しました。
歴史的伝統文化・芸能の発表・体験や、伝統文化人材育成の場として機能する「演芸場」、「楽屋」。新たな老舗の創出を目指すための「店舗」。それらの施設と一体的に活用する「にぎわい広場」により構成します。
また、東京都初の 日本遺産 として認定された『霊気満山高尾山 ~人々の祈りが紡ぐ桑都物語~』、その物語の一翼を担うべく、中町花街が守り育ててきた固有の伝統文化や八王子で培われた芸能などを発信、伝承、継承する場を創造します。
面的な活力・魅力の発信を担う桑都テラス
八王子の中心市街地の活力・魅力づくりを図るために、八王子市の玄関であり八王子駅北口の主要歩行者動線の基点となるマルベリーブッリッジや、八王子を代表する商業地である西放射線ユーロードなどと連携することで、中心市街地における面的な拡がりの形成に寄与することを目指します。
“文化産業”の舞台としての特性を有する中町の文化・空間的な魅力を付加・強化することにより、新たな散策・買い物行動の拡充、休憩場所、立ち寄りスポットとして、「まちなか休憩所 八王子宿」「まち・なか」などの周辺施設・店舗群との連携・協働を目指します。
中心市街地の未来を担う事業者が、古き伝統・文化の残るこの地から新たな事業活動の展開によって、地域産業の振興と八王子を代表する老舗への発展を目指します。
新たな活力・魅力施設として「桑都テラス」が加わることにより、高尾山に訪れる多くの来訪者が中心市街地にも訪れたくなるようにアピールすることにより、八王子市全体の魅力の強化と広域への発信に寄与することを目指します。
ユーロードから人の流れを呼び込み、回遊行動を誘発
JR八王子駅へつながるユーロードは歩行者が多く、平日は通勤、ランチ、街歩き、休憩、買い物をする人が多く、休日はユーロードで行われる多彩なイベントへ参加する人でにぎわいます。
「桑都テラス」は、西放射線ユーロードに近い中町に位置しています。イベントとの連携や魅力を情報発信し、人の流れを呼び込みます。
アフターコンベンションの場としても利用
大規模な展示会や商談会、学会・レセプションパーティなどができる多目的施設「東京たま未来メッセ(東京都立多摩産業交流センター)」には多数の来街者が訪れることが見込め、また、高尾山には年間を通じて多くの観光客や登山者が訪れています。本施設は、それらのアフターコンベンションの場として利用されることも想定しており、国内外の観光客に八王子の魅力を感じてもらえるような施設を目指します。
中町で培われた文化・歴史を礎とするもてなしの提供により、インバウンド対応による新たなマーケットの拡充への取組も強化します。